「超論暴論」外論〜今季のスローガンは「もう1頂!」、しかし…

福岡ソフトバンクホークスの今季のスローガンが、今週末土曜日に発表された。一昨年が「熱男」で昨季が「1ダホー」(ワンダホーと読む)とホークスファンに定着したスローガンであるが、今季は工藤公康監督が出席したメディア雀たちを前に「もう1頂!」(もういっちょと読む)と明らかにする。「1ダホー」に続いて1をベースにした新たなスローガンは、「また一から、もう1度チームが一致団結して頂点へと進み続けていく」という意味合いを持っているという。

 工藤監督はこの「もう1頂!」について「『非常に重い意味がある』と思っている。決定はほぼ私の独断で、連覇ではなく『挑戦者として一から皆でやっていこう』という思いを込めた。昨季の栄光は過去の事であり、連覇と浮かれないように、もう1度足元を見つめ直し、1歩1歩積み上げていきたい」と語る。この言葉の背景には、一昨年最大で11.5ゲーム差を付けながら、後半戦は北海道日本ハムファイターズの急追を受け、最後はひっくり返されてパシフィックリーグ連覇を逃すという苦い経験があり、ゆえに「覇者」ではなく「挑戦者」というスタンスを取った。挑戦者としての1つひとつの積み重ねが、パリーグ日本選手権シリーズにつながってくるという訳である。

 指揮官は「もう1頂!」の使い方として、「『もう1頂勝とう』とか『もう1頂、本塁打』というように使ってほしい。使いやすく、親しみやすい言葉になってくれたら良い」と口にするが、早速地元の放送メディアはテレビでもラジオでも「もう1頂!」を使ったいろいろな言葉を作って盛り上がっていた。「熱男」も「1ダホー」も定着は早かったので、恐らく春のシーズン開幕頃には、「もう1頂!」もファンの間で定着している事であろう。

 とは言え、松田宣浩はスローガンが「もう1頂!」が決まった事を聞き、即座に本塁打後のパフォーマンスでは使わず、「熱男」の継続を決めた。「あまり合わない。良いスローガンが使い勝手が良いとは限らぬ」と語ったが、松田は「熱男」のままで良いと思う。それはさておき、来季スローガンどおりに「もう1頂!」となるか?それは野球の神さんのみが知っている。